土木学会「令和6年度全国大会 第79回年次学術講演会」(令和6年9月)において発表した調査研究成果は下記です。
(一財)港湾空港総合技術センター 島田 伊浩
港湾構造物は、海中に建設されるため工事中に気象や海象など自然の影響を受けやすい。特に海上でのコンクリート打設は、陸上での工事以上に困難が伴う。そこで部材の大半を陸上で製作し、設置場所まで運搬して据え付ける方法が採用されてきた。このケーソンを製作する作業基地(工場)がケーソンヤードである。ここでは、ケーソンヤードの概略変遷について述べる。
(一財)港湾空港総合技術センター 奥野 一暢
(一財)港湾空港総合技術センター 兵頭 武志
東北大学大学院 大竹 雄
東北大学大学院 水谷 大二郎
本研究は,手軽に扱える薄板モルタル供試体)を用いた原位置での暴露試験により捕捉された塩化物イオンのデータ用い,確率論で劣化予測する手法の構築を目指すものである.本報文では,1回目の暴露試験結果と提案する劣化予測手法の考え方について述べる.
(一財)港湾空港総合技術センター 兵頭 武志
東京都市大学名誉教授 村上 和男
(一社)水底質浄化技術協会 桑原 正彦
航路浚渫等で発生した土砂を埋立工事に利用すると余水が発生する.余水は浚渫土砂の細粒分により汚濁の発生を伴うことがあり,汚濁の防止対策は常に課題となる.汚濁の影響予測に関しては国土交通省の手引きなどが公表されているが,余水処理の検討手順としては必ずしも一般化されたものではなく,参考情報となる事例が十分に整理されていない状況にある.本研究では余水処理を検討する際の実用的な資料を整備することを目標とし,本報文においては,その第一段階として,余水処理に係る技術データや事例等による統計的な整理結果と課題,それらを踏まえた余水処理の検討手順案について示す.
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