土木学会論文集B3(海洋開発)に投稿した調査研究成果は下記です。
国土技術政策総合研究所 港湾研究部 福永 勇介
国土技術政策総合研究所 港湾研究部 宮田 正史
特定非営利活動法人 リサイクルソリューション 新井 洋一
(一財)港湾空港総合技術センター 島田 伊浩
(一財)港湾空港総合技術センター 的場 栄孝
(一社)ウォーターフロント協会 三吉 正英
汚濁防止膜カーテンは,海域での浚渫工事や埋立工事等において,発生する汚濁の拡散を防止するために設置されるもので,近年カーテン部の再利用が標準となってきている.カーテン部は紫外線等による経時劣化が避けられないため,合計設置期間に応じた引張強度の経時劣化を考慮した上でカーテン部の引張強度の性能照査が行われている.現在使用されている引張強度の経時劣化特性を表す予測式は,実データに基づいて定式化されたものであるが,適用可能な合計設置予定期間の上限が1000 日程度に限られていた.本検討では,この予測式の適用限界を1800日程度まで拡張することを目的として,実海域に設置された汚濁防止膜カーテンを始めとする,カーテンの引張強度の経時劣化に関する実データを追加で多数収集し,性能照査に使用する引張強度の経時劣化特性の予測式を改めて提案した.
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