土木学会「平成28年度全国大会 第71回年次学術講演会」(平成28年9月)において発表した調査研究成果は下記です。
(一財)港湾空港総合技術センター 島田 伊浩
(一財)港湾空港総合技術センター 八谷 好高
日本では、FAA のRSA に相当する滑走路端保全区域 Runway end safety areas(RESA)の長さを滑走路端から240m 以上としている。RESA の現状評価において、「事故発生時の被害程度の把握」及び「事故の発生につながる要因の有無」における影響が大きい場合より順次RESA の性能を満足するための対策を行うこととなる。この長さが確保できない場合には、滑走路長の変更を伴わない対策と、滑走路長の変更による対策に区分される。このうち滑走路長の変更を伴わない対策の例としては、RESA 用地の確保とアレスティングシステムの導入がある。アレスティングシステムの適用においては、FAA の実証実験に解析手法が確立されているEMAS が考えられる。調査の目的は、EMAS の導入状況をヒアリングすることにより、日本への導入に向けての課題を整理する。
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