土木学会「平成27年度全国大会 第70回年次学術講演会」(平成27年9月)において発表した調査研究成果は次の3件です。
永久舗装(Perpetual Pavements)は,米国のAsphalt Pavement Alliance により提唱された概念で,打換えや大規模補修が50 年以上なく,表面に現れてくる軽微な損傷に対処するために定期的な表面の更新だけをしている舗装と定義される 1).本稿では,この永久舗装の概念の空港舗装への適用性について検討している.
港湾施設は厳しい海洋環境に曝されており、現場へのアクセスが容易でないことから、維持管理を適切に行うことが困難な場合が多い。物流の根幹をなす港湾施設の老朽化が深刻となる中で、予防保全を前提とした維持管理の実施には、施設の劣化状況を的確に把握することが前提であるという理解は得られているが、点検診断にかかる作業や分析・評価のより一層の効率化を図らなければ十分に対応できないという実態がある。本稿では、港湾施設のうち、係留施設である桟橋を対象にして、現状で実施可能な目視調査から補修の要否や緊急性の評価、ライフサイクルコストの概算値を示すことで、維持管理に対する認識を向上させることを目的として開発した点検診断システム(以下、本システム)について述べる。
本資格は、免許としての位置づけではなく、適格性を評価するものとして位置づけられている。特に専門性の高い分野に特化した技術力を求められることから、この適格性を確保していくためには継続学習による技術習得プログラムの策定と実施が重要となる。したがって、本資格は、合格し登録すると永久に維持できるではなく、資格取得後も学習を継続し、一定の技術レベルを維持することによって有効となるものである。本報告は、平成23年4月に当センターで創設した空港工事施工管理技術者の資格認定制度について、継続学習に関する一考察について取りまとめたものである。
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