平成25年度 土木学会 「第31回建設マネジメント問題に関する研究発表・討論会」(平成25年12月)にて当センターの調査研究成果を発表しました。
土木学会 「第31回建設マネジメント問題に関する研究発表・討論会」において発表した調査研究成果は次の2件です。
(一財)港湾空港総合技術センター(SCOPE)は,平成22年度以降,国土交通省8地方整備局発注の港湾空港工事を中心に,入札契約過程のリアルタイム・モニタリングを実施している. 本論文は,その成果として,港湾空港工事を中心に,入札契約実態,加算点付与と落札率の関係,および総合評価方式の課題について取り纏めたものである.
分析に用いた個別案件のデータは,港湾空港関係入札・契約情報(PAS)ならびに入札契約情報(PPI)から入手したものである.その他のデータも,国土交通省等(地方整備局を含む)のホームページに公表されたものである.賛助会員の方は、賛助会員ページにて詳細ご覧いただけます。
近年,空港工事の減少により,空港工事を専門とする技術者が減少する傾向にある.一方,空港工事の安全や品質向上等を確保するためには,専門の技術者による適正な施工が重要である.特に,空港工事は,航空機の安全な運航への影響など,ひとたび事故等が発生した場合の社会的損失に関するリスクも極めて大きいため,十分な経験と専門知識を持った技術者により工事を進める必要がある.
このことから,空港工事の現場で経験を積んだ優れた施工技術者を認定して育成・教育していくことが,今後の工事における安全確保や品質向上等に繋がることになる.この技術者の役割は,責任者として空港工事の施工を行うことや,空港工事における施工技術の指導者として若手技術者を教育することにある.賛助会員の方は、賛助会員ページにて詳細ご覧いただけます。