平成24年度土木学会全国大会(平成24年9月)において、当センターが実施した調査研究成果の発表を行いました。
第67回年次学術講演会において発表した調査研究成果は次の3件です。
海上工事の現場で経験を積んだ優れた施工技術者を認定して育成していくことが、今後の工事における安全確保や品質向上等に繋がることになる。この技術者の役割は、責任者として海上工事の施工を行うことや、指導者として技術を伝承することにある。ここでは、この技術資格に関する一考察を述べる。
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わが国の空港舗装の管理においては,規模の大きい補修の必要性が,基本的には3年ごとに測定・算出されるPRIにより判定されるようになっている.また,PRIに限らず,個々の表面性状(ひび割れ、わだち掘れ、平坦性)の状況によっても判定が可能になっている.本稿では,PRIと表面性状の個別状況の関係に基づいて,巡回点検による補修必要性の簡易判定の可能性について検討した.検討結果としては、PRIとひび割れ率の経時変化率の関係が相関係数:0.9程度と高いことより、巡回点検等によるひび割れ率データを用いて、簡易に補修必要性を判定し,さらに最適補修時期を決定する方法の有効性が確認できたものと考えている.
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本報告では,劣化の進行速度を表す遷移率の確率密度分布を用いて,劣化進行の予測・分析を行い,点検の実施に基づく適切な維持管理を行うことの重要性を改めて確認した.また,設計供用期間50年間の係留施設の劣化状態に関して,6割以上の施設は更新を必要とする状態まで至らない一方で,1割以上の施設は十数年で事後保全を必要とする水準まで劣化が進行することを明らかにした.
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