第6回日中舗装技術ワークショップ(平成23年9月)にて当センターの調査研究成果を発表しました。
平成23年9月、第6回日中舗装技術ワークショップ (6th JAPAN/CHINA Workshop on Pavement Technologies)にて、当センターが実施した調査研究成果の発表を行いました。当該ワークショップは平成13年以来、日本と中国で交互に隔年で開催されているもので、今回は土木学会とハルビン工科大学が主催し、当センターほかが後援しました。発表した調査研究成果は次のとおりです。
Quantitative Evaluation of Construction Performance of Hot Mix Asphalt
わが国の舗装工事に関しては、設計について性能規定型の方法もみられるが、施工については出来形、品質の規格値を全数満足しなければならないとする仕様規定型の方法が用いられている。そのため、検査の結果は合格か不合格のどちらかであり、その中間的なものは通常はない。そこで、加熱アスファルト混合物の施工管理基準の一つである密度に注目して、施工性能の定量化方法について考察した。
本調査研究では、新設された空港舗装の表層からのコアデータを用いて、その施工状況の実態を調べている。施工性能については、米国で行われている工事費支払額算定方法を適用することにより金額として定量化するとともに、力学的にも疲労破壊回数を用いて定量的に評価している。このような定量化手法を用いることにより、締固め度の合格判定値、試験頻度といった現行の施工管理検査方法を照査することができるものと考えられる。
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