わが国の公共工事のコスト高の要因のひとつとして、内外価格差が取り上げられたことから、SCOPEでは公共工事における海外資材の活用を促進するため、海外資材の品質審査・証明を実施しています。
わが国では、急速な円高の進展や建設市場の国際化など、わが国の公共工事を取り巻く環境は変化してきており、近年、外国産建設資材への関心又この積極的な活用に対する要請が高まりつつあります。このような中で運輸省(現国土交通省)港湾局では8年1月に「建設費縮減行動計画」をとりまとめ、本行動計画の周知が図られました。この行動計画の柱のひとつである「資材費の低減による建設費の縮減」において外国産建設資材の活用が取り上げられています。さらに、平成9年4月に発表された「運輸関係公共工事コスト縮減対策に関する行動計画」の中でも工事構成要素のコスト縮減に関する施策として「資材調達のための諸環境の整備」があげられています。
このような動きを背景に、SCOPEでは運輸省(現国土交通省)港湾局指導のもと設置した「外国産資機材に関する検討委員会」における検討成果をもとに、この活用促進を図るため【情報提供及び品質審査・証明事業の実施】に関する具体的な実施計画を策定した。そして、平成9年1月より本事業活動を開始し現在に至っております。
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