当センターでは、「汚濁防止膜技術資料(案)(平成20年4月)」について、取りまとめ後5年が経過し、その間の社会経済情勢等の変化にともない生じた課題や見直すべき項目を抽出し、整理することとしました。内容の見直し、課題の検討にあたっては、検討委員会(委員長:新井洋一(特定非営利活動法人リサイクルソリューション 理事長))を設置して、(一社)ウォーターフロント協会 海洋環境保全技術委員会の協力のもと実施しました。今般、その結果を、「汚濁防止膜技術資料(案)(平成25年9月)」として取りまとめ、海洋工事に係わる関係者の方々にも広く周知して頂けるように当センターのホームページ上に掲載しました。
この技術資料(案)は、汚濁防止膜の設計、製作、品質管理、設置、保守管理、撤去及び再利用等を行うための標準的な考え方をとりまとめたものであり、近年の技術基準類の性能規定化に対応するための性能照査、品質管理、保守管理の充実に特に配慮しております。また、建設リサイクルの観点からこれまで明確な考え方がなかった再利用される汚濁防止膜について、再利用品の品質管理として詳述しております。
(一財)港湾空港総合技術センター(SCOPE)
建設マネジメント研究所
(一社)ウォーターフロント協会 海洋環境保全技術委員会