洋上風力発電設備建設工事は、作業時に多くのリスクが伴うことから、洋上風力建設工事保険(WIND CAR※)への加入が必須となります。
また、その保険契約において、保険会社が認める第三者機関であるMWS(マリンワランティサーベイヤー)の採用が保険付保の条件となることが一般的です。
MWS業務として、海洋区域での石油・ガスプラントが普及している欧州では、建設工事はもとより、積出・輸送、使用する船舶等の技術的な審査と現場立会も含む一連の第三者立会検査が広く行われています。しかしながら、日本ではあまりなじみの無い制度です。
| ※ WIND Construction All Risks (CAR) Insurance |
MWS業務は、洋上風力発電事業者と保険会社間で契約するWIND CAR(洋上風力建設工事保険)に基づき、下図に示す実施体制を構築し、施工計画に関する確認・審査、現地立会、CoA(作業承諾書)発行を行います。
本実施要領書は、「洋上風力発電設備の施工に関する審査の指針(令和2年3月版)」を踏まえ、SCOPEが実施するMWS業務の実施要領を示したものです。
以下の業務フローに基づき、実施要領書に沿って確実かつ効果的なMWS業務を遂行していきます。
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