[SCOPE] 一般財団法人 港湾空港総合技術センター

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業務概要

施工検討調査・研究

 港湾や空港のプロジェクトでは、施工現場に多くの制約条件が存在するなか、安全で効率的な施工を実現するためにSCOPEでは、十分な事前調査を行い、的確な施工計画・工事仕様の作成、概算工事費の算出や施工管理システムの検討を支援・実施しています。
 また、空港プロジェクトや、臨海部橋梁・沈埋トンネルにおいては、最新の施工技術を調査し、最適な工法・選定等の支援業務を実施しています。

施工計画作成

 施工計画は、工事費や工期に直接的に影響するものであり、工事の基本となるものです。施工計画の作成は、資機材の調達方法、工事の施工方法、工事の管理方法の標準を規定するものであり、コストや工期に大きな影響を与えることとなります。
 港湾や空港の工事は、それぞれに固有の作業船や設備・機械を必要とするほか、周辺の航行船舶への影響対策や航空機の安全運航を絶対的な条件として行う必要があります。このためには、港湾や空港の構造物ならびに利用特性に関する専門的な知識と経験がなければ、目標を達成する施工計画を作成することができません。
 SCOPEでは、平成5年12月の中央建設業審議会の建議以降、発注者を支援する中立・公正な機関として、また一方ではこれまでの施工計画の作成支援の実績や所内研修等により、発注者の多様な要請に的確に応えられる機関としてノウハウの蓄積と人材の育成を図ってきています。

工事仕様の作成

 工事仕様は、請負者が応札し、工事を実施するための目標を提示するもので、契約条件となるものです。発注者が当該工事において求めている事項を示すものであるほか、請負者が工事を設計し、計画する上での基本となるものです。
 一般に、公共工事は請負工事であることから、特に施工方法は請負者の自由に任せられていますが、海上工事においては、特殊な作業船団が必要となることから、工事仕様における最低限の条件明示は重要となります。
 また、昨今は、設計分野での性能規定化の動きによって、いわゆる性能仕様を採用する動きも見られます。SCOPEでは、公共調達に関する調査研究の一貫としてこうした規定についての調査研究も行っています。羽田空港の再拡張工事は、こうした成果をもとに、設計、施工一括・長期契約について、SCOPEが支援を行ったわが国でははじめての事例と言えます。

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