国の大規模プロジェクトに
工事の計画段階から
一連して携われる醍醐味。

キャリア入職
北陸支部
遠藤 佑馬
Endo Yuma
土木科卒 2023年入職

なぜ転職先にSCOPEを選んだのか

新卒で入社したのは、出身地である新潟県の建設会社でした。主に橋梁工事の施工管理を担当し、東日本を中心に青森や東京の奥多摩など、さまざまな現場を数カ月単位で巡っていました。多くの現場に立ち会うことは楽しかったものの、結婚を機に家族と過ごす時間を増やしたいと考えるようになり、転職を決意しました。
SCOPEは再就職先を探す中で知り、新潟にある北陸支部で働けることに魅力を感じました。また、全国規模で事業を展開する組織力の大きさにも惹かれ、国の事業を支援する発注者支援業務がどのようなものかに興味を持ちました。配属先は、技術審査補助などデスクワークが中心の部署で、施工管理から環境が大きく変わりました。しかし、SCOPEには品質監視補助など、現場に出る業務もあります。現在は、調査や資料作成を通じて、これまで知らなかった港湾工事の面白さや奥深さに驚きながら、知識の蓄積に努めています。

仕事で心がけていること

現在の主な担当業務は2つあり、1つは技術審査補助業務です。国土交通省(以下「国交省」)が行う港湾工事では「総合評価落札方式」を採用しており、入札金額と技術力の両面を評価して発注先が決定されます。技術審査補助は、入札に参加する建設会社の工事実績や技術者のレベルなどを確認・整理し、それらを発注者である国交省地方整備局(以下「整備局」)の担当者に提供する業務です。もう1つは施工方策検討業務で、港湾工事の発注前に、どのような工法を採用すべきかを検討する仕事です。波の向きや周囲の地形など、港湾の状況は場所ごとに異なります。物資を運ぶ船も行き交う中で、より安全かつ確実に工事が行えるよう計画し、整備局に提案します。
この2つの業務は大きく異なりますが、共通して重要なのは「発注者にわかりやすく、丁寧な資料を作成すること」といえます。そのために、発注者としっかりコミュニケーションをとり、資料がどのように活用されるのかを考えたうえで作成するよう心がけています。

働きがい、仕事の面白さ

国の重要なインフラ事業に携われることが、SCOPEで働く一番のやりがいだと思います。「施工方策検討業務」は計画段階、「技術審査補助業務」は受注者を決める段階の業務であり、その他にも工事中に行う「施工状況確認補助業務」などがあり、こうした一連の業務を手がけられるのが、SCOPEの大きな魅力だと思います。
私自身はまだ経験が浅く、自分が関わった事業が完成した経験はありませんが、自分も参画した「洋上風力発電のための基地港湾整備事業」の施工方策検討業務では、その重要性を大いに実感する機会となりました。この基地港湾整備事業では、村上市及び胎内市沖に発電所を建設する一環で、新潟港が基地港に選ばれました。洋上風力発電の主要設備は基地港で組み立てられるのですが、各部品が非常に重いため、基地港の地耐力を強化することが整備事業の内容といえます。自分が参画した事業では、事業者が利用を開始する時期が決まっており、その決められた整備期間の中で事業を完成させるという条件で施工方策を検討する必要があったわけですが、そのための課題を一つずつクリアし、着実に計画を立案していく上司を見て、「私も上司のようになりたい」と感じたことが私にとって一番の収穫でした。現在は、まだ概算金額の算定等の業務の一部にしか貢献できていませんが、自らができることをどんどん増やし、計画立案の中心を担えるような技術者となれるよう励んでいきたいと思います。

働きやすさと支援制度

2人の子どもを共働きで育てているため、年間20日の有給休暇や1時間単位で取れる時間休など、休みが柔軟に取れることは大きなメリットといえます。子どもたちは2人とも事務所近くの保育園に通っており、小さな子どもは急な体調不良を起こしやすいため、予期せぬお迎えにも無理なく対応できています。我が家では毎朝の子どもたちの準備は私の役目です。子どもたちにご飯を食べさせた後、保育園の準備をして、妻と子ども2人が自宅を出るのを見送ってから職場に向かうのが毎朝のルーティンになっています。
また、これは珍しい福利厚生制度だと思いますが、SCOPEでは年に1回の人間ドック受診に年齢の制約がありません。毎年希望する職員が各々申請し、本部が検討した後、承認された職員が受診できるという運営です。30代半ばの私の場合、一般的な健康診断が普通だと思いますが、こうした制度も積極的に活用して、家族の安心のために健康な体を維持するよう心掛けています。

今後の目標とキャリア

当面で一番の目標は、SCOPEが工事に関わる港湾や空港に関する知識を深めることです。今の業務は港湾が主ですが、空港設備なども含めたSCOPE全体の業務を知り、知識も得たいと思っています。
資格取得も具体的な目標の1つになりますが、前職の頃に2級土木施工管理技士の資格は取っているので、次は1級。今はまだ実務経験年数の要件を満たしていないため、2年後の受験を目指し徐々に勉強を始めています。さらに先の目標では、業務の管理技術者を目指しています。工事における現場監督のような立場で、今の上司に当たる役割ですが、自分の責任で業務の推進を担えるようになりたいと思っています。

NEXT CONTENTS

キャリア⼊社職員の声