維持管理に関わるガイドラインの
アップデートやデジタルの活用により
物流の要衝「港湾」を守っています。

新卒入職
建設マネジメント研究所 ライフサイクルマネジメント戦略室
大槻 映玲永
Otsuki Ellena
地域共創科学研究科 地域リノベーション専攻修了2024年入職

私がSCOPEを選んだ理由

地元・北海道には風力発電の施設が多く、それがきっかけで再生可能エネルギーに興味を持ち、同分野の研究が盛んな大学に進学し、将来有望だと感じた洋上風力発電に関わる研究室に入りました。それが後にSCOPEへ入社するきっかけとなりました。
SCOPEとの最初の接点は、大学院1年次に参加したインターンシップです。洋上風力は建設から維持管理まで港との関係が深いため、港湾事業の技術と実績が豊富なSCOPEのインターンなら多くの学びがあるだろうと指導教官に勧められ、参加を決めました。約1週間のプログラムでは、横浜港内や羽田空港の滑走路を見学し、SCOPEや国土交通省の方々から港湾・空港の整備や保全に関する説明を受けました。この経験を通じて、自分が知らなかった港湾の魅力を知ることができました。その後、本格的に就職活動を進める中で民間企業も検討しましたが、自分には自社の利益を追求する仕事よりも、公益を重視する仕事の方が合っていると感じ、SCOPEへの入社を決意しました。

仕事で心がけていること

入社以来、港湾工事における維持管理のガイドライン策定の支援と調査・研究、BIM/CIM(建設業界で活用される3次元データを基にした設計・施工・維持管理の手法)の活用推進、脱炭素に関する調査・研究を主に担当しています。維持管理のガイドラインは、時代の変化に合わせてより効果的かつ効率的なものへとアップデートしていく必要があります。そのため、さまざまな関係者へのヒアリングや調査を行っています。また、大学と共同で研究も行っています。
BIM/CIMはコンピューターで作成した3次元モデルを活用する技術で、国土交通省が導入を推進しているものです。私たちはその普及を支援しており、具体的には地方整備局や企業へのヒアリング、学会での情報収集などを行っています。脱炭素に関しては工事中のCO2排出量の算出方法の調査などを担当しています。維持管理・BIM/CIM・脱炭素と対象領域が広いのが部署の特色だと思います。知識や経験はまだまだ不足していますので、躊躇せず何にでも積極的に挑戦することで、大いに学び吸収しながら仕事に取り組む日々を送っています。

働きがい、仕事の面白さ

国の事業に深く関わり、国や企業の方々とさまざまなやり取りができることは、この仕事ならではの魅力だと感じています。また、今自分が携わっている仕事が国の発展に寄与すると想像すると、業務の本質的な面白さと大きなやりがいを感じます。
私たちが関係する港湾は、国の重要港湾や国際拠点港湾・国際戦略港湾※1ですが、全国で125カ所にも及びます。SCOPEに入社してからの1年間で、北九州・神戸・名古屋・青森の各港を視察しましたが、それぞれ岸壁の構造や埠頭の形状、利用方法がまったく異なっていました。また、業務で全国8カ所の地方整備局や北海道開発局及び沖縄総合事務局の方々にヒアリングを行う中で、港湾行政の考え方や実態も地域などによって異なることを実感しました。こうした違い自体が興味深く、それらを理解したうえで、国の物流を支える重要インフラである港湾の維持管理を支えることに大きな働きがいを感じています。
※1:港湾法で規定されており、国際戦略港湾は東京港・川崎港・横浜港・大阪港・神戸港の5港、国際拠点港湾とは新潟港・名古屋港・下関港・北九州港・他14港、重要港湾は函館港・青森港・長崎港・他99港を指します。

働きやすさと支援制度

SCOPEの福利厚生制度は非常に充実していると感じます。特に驚いたのは、大学時代を過ごした青森から東京へ転居した際のサポートです。東京の土地勘がまったくなかったため、人事担当の方に通勤30分圏内の候補地をいくつか挙げてもらい、その中から住む場所を決めました。そして、家賃として自己負担する額は1万円です※2。礼金・敷金などの初期費用や引越し費用も自己負担がなく※3、本当に助かりました。準備していた費用は、奨学金の返済や帰省費用に充てることができています。
※2※3:それぞれ「借上住宅規程」「旅費規程」によります。 人材育成の制度も整っていると思います。研修は、入社時に約2週間の研修を受けた後はフォローアップ研修があり、その一環で外部の港湾実務研修などにも参加しました。また、業務に関連する学会や講習会に参加する機会も多く、これが大切な学びの場になっています。さらに、SCOPEでは資格取得が推奨されており、まずは1級土木施工管理技士補の取得を目指しています。試験の直前には社内で勉強会が開かれるため、それを活用して準備を進めることになります。

休日の過ごし方

学生時代の友人が首都圏に多くいるため、一緒に遊びに出かけたり、好きなアーティストのライブに行ったりしています。また、家でアニメを観たり、本屋で一日過ごしたり、カフェ巡りをしたりと、休日の過ごし方はさまざまです。「今週、今月これを頑張ったら楽しい休日が待っている」と思うことで、仕事へのモチベーションにつながっています。
また、カメラが趣味なので、よさこいの演舞を観に行き写真を撮ることも楽しみの一つです。大学時代、よさこいサークルに所属し、自分も踊っていました。もう少し仕事に慣れて余裕ができたら、参加できるチームを探して、再び演舞する側としてよさこいに挑戦したいと考えています。

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