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SCOPE積算基準が策定されるまでの流れについて簡単に紹介します。
SCOPE積算基準の策定は、まず基準化すべき新技術・新工法の選定から始まります。この後、本格的に資料及びデータを収集し、解析・検討を行いSCOPE積算基準を作成します。
■新技術・新工法の選定
基準化を行う新技術・新工法の選定を行うに際し、想定される主な評価項目を表−2に示します。
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| 表−2 新技術・新工法の選定において想定される評価・検討内容 |
■SCOPE積算基準の作成
図−1はSCOPE積算基準作成のプロセスを示しています。ここではプロセスの項目にそって、その内容について簡単に説明します。
(1)データの収集(現状の把握)
SCOPE積算基準化に必要となるデータ(既存資料、ヒアリング資料、実態調査資料)の収集を行い現状を把握します。また、ここで収集されたデータはSCOPE積算基準を作成する上で最も重要な根拠となります。
下記に収集するデータ項目とその使用目的を示します。
技術内容:技術マニュアル、パンフレット等から技術・工法の内容把握に使用します。
| 工事実績: |
工事件数(検証実験、試験工事、施工実績)、施工年度、発注者等から、データの数、技術の継続性、データの有効性の判断に使用します。 |
| 施工箇所: |
施工箇所の分布から、技術の地域性(全国、限定地域)、技術の特殊性(利用範囲、使用者範囲)の分析に使用します。 |
| 使用材料: |
設計数量、使用数量、材料特性等のデータから、材料の割増率等の作成に使用します。
使用船舶機械:作業運転時間、船舶機械の組合せ等のデータから、歩掛の作成に使用します。 |
| 労務構成: |
労務者数、労務者の組合せ等のデータから、歩掛の作成に使用します。 |
(2)データの解析・検討
(1)で収集されたデータの解析と検討を行います。
収集されたデータは、各作業別に解析を行い表やグラフ等で整理し、データの有効性の判断、作業特性のパラメーターの抽出等を行います。
(3)SCOPE積算基準の提案
データを解析・検討した結果をもとに、定式化等を行い材料割増率、使用船舶・機械の組合せ、労務構成等を決定し、適用範囲及び歩掛を設定します。
(4)SCOPE積算基準の作成
(3)で設定された、適用範囲と歩掛からSCOPE積算基準を作成します。積算基準は、「港湾土木請負工事積算基準」の積算上の考え方に沿って作成します。
また、作成されたSCOPE積算基準により試算を行い、積算作業の流れ、構成、結果について妥当であるかの評価を行い、問題点を抽出し修正・検討を繰り返しながら作成します。
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