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宮古島で「港と観光シンポジウム」

 沖縄の2月、3月は本土各地の寒さの厳しさからすると、遥かに緩やかな冬ですが、この時期の沖縄への入り込み客数は「避寒」の意味もあって、比較的順調です。那覇空港でも週末などは観光客でごった返しております。
 さて、観光産業は沖縄県にとっては建設産業と共に重要な産業ですが、この時期のみならず、真夏も若い人々を中心に大いに盛況を呈しています。つまりは、沖縄の海のエメラルドグリーンの美しい海が大変な魅力であるためですが、海であるならば、港が観光支援で貢献するよう考えるのも当然の発想と云えます。そこで、先ず、頭に浮かぶのがクルーズ観光ではないでしょうか。沖縄の島々をつたって船旅をする。かなり魅力的な筈です。
 実際に、横浜から出港し、南下してきた大型クルーズ船「飛鳥」が宮古島の平良港に寄港しました(写真−1参照)。昨年の11月30日のことです。飛鳥にとっては、初寄港であり、また、最後の寄港でもありましたが、その日のうちに石垣島へと向かいました。そのチャンスを捉えまして、沖縄総合事務局平良港湾事務所の主催で「宮古島へのクルーズ船誘致と地域観光ニーズの多様化〜平良港の今後の観光支援のあり方を考える〜」と銘打って、標記のシンポジウムが行われました。当支部がその企画・運営のお手伝いをしましたが、90人ほどの参加者で会場が埋まりました(写真−2参照)。

写真−1 平良港へ寄港した飛鳥
写真−1 平良港へ寄港した飛鳥

写真−2 シンポジウム会場の様子
写真−2 シンポジウム会場の様子

 宮古島市伊志嶺亮市長の開会挨拶に続き、前原平良港湾事務所長の「平良港の概要説明」、そして、小田武飛鳥船長の「クルージングの魅力」、クルーズライター上田寿美子さんの「現代クルーズ事情」の基調講演の後、パネルディスカッションが行われました。
 アンケートの全ての回答者(30人)がクルーズ観光に「興味を持った」という結果でしたが(図−1参照)、これは過去、多くのクルーズ客船が平良港へ寄港している事が大きく影響していると想定されます。

図―1 アンケート結果
図―1 アンケート結果

 宮古島周辺はカリブ海に類似しているとの上田さんの発言には参加者の皆様は大変に勇気付けられたようで、クルーズ船による観光振興のためには宮古島全体に魅力があるよう努力しなくてはならない、との意見が参加者のアンケートで見られました。
 このようなことから、当シンポジウムは大きな意義があったと考えますし、我々港湾関係者はこれからも沖縄における港の観光支援に目を向け、クルーズ船対応の港づくりなどに、力を傾注する必要が求められています。沖縄支部一同、今後も益々、頑張ります。



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