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| 呉港は戦前は東洋一の軍港として栄え、戦後は旧軍事施設の活用と造船、鉄鋼、パルプ等の臨海工場群の進展により、瀬戸内海有数の工業都市として発展してきました。 しかし、二度にわたるオイルショックやバブル経済崩壊の影響は深刻で、重厚長大型の産業構造を中心とした呉市経済は大きな打撃を受けました。 このような状況のなかで現在呉市では「広島中央テクノポリス」の建設と「呉マリノポリス構想」の展開を市勢活性化の基本戦略に掲げ、まちづくりが進められています。 「呉マリノポリス構想」の中核となる阿賀マリノポリス地区には、マリーナや内貿多目的バースが配置をされ、物流機能と海洋レクリエーション機能が調和した空間を目指して整備が進められており、創造とふれあいの海洋拠点都市づくりが進む呉市の新しい拠点として期待をされています。 呉市の背後には東広島・呉自動車道などの幹線道路が、平成10年代後半の暫定供用を目指して整備が進められており、自動車道沿線には稼働中のもの、現在分譲中のものを含めて約20の工業団地が立地しており、これら内陸部工業団地に立地している鉄鋼、機械等の企業からは、阿賀マリノポリス地区の内貿多目的バース(−7.5m)の早期完成と幹線道路と埠頭を結ぶ臨港道路(マリノ大橋(仮称))の整備促進が強く要望されていました。 内貿多目的バース(−7.5m)は今年度末には2バース同時に完成予定となることから、とりわけ、このバースの効率活用と物流の高度化を図るための臨港道路の整備が急がれていましたが、地元関係者等との調整も進み、いよいよ今年度から現地着手となります。 臨港道路は延長約1.8km(暫定2車線)のうち、橋梁部が710mで、橋梁形式は7径間連続鋼床版箱桁ラーメン橋(中央径間133m)となります。 橋脚基礎は鋼管矢板井筒基礎が採用されましたが、支持地盤が−75mと深いことから、橋脚の最大深さは北側部分では鋼管矢板長が約80mにもなります。 今後は臨港道路の開通に伴って、東広島等の内陸部からの港湾貨物の円滑な輸送が可能となることから、海運へのモーダルシフトの進展が期待されています。
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