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平成17年2月17日、中部国際空港の開港に伴い、名古屋空港はコミューター航空やビジネス機など小型航空機の拠点空港となる「県営名古屋空港」として生まれ変わりました。 |
(1)名古屋空港の新展開の経緯 名古屋空港は、国の第7次空港整備五箇年計画(平成8年12月閣議決定)において、「中部圏における新たな拠点空港の構想について、定期航空路線の一元化を前提に事業の推進を図る」こととされましたが、名古屋空港周辺の市町からは、国内線の存続を含めた調整を求められました。愛知県では、学識経験者、地元経済団体、地元自治体による検討を踏まえて、ゼネラルアビエーション空港として活用していくことを柱とする「名古屋空港の活用及び周辺地域振興基本構想」(平成11年4月)、および、名古屋空港を県が設置管理するコミューター航空、ビジネス機などの小型航空機の拠点空港として活用していくとする「名古屋空港新展開基本計画」(平成15年3月)を策定しました。 (2)県営名古屋空港が果たしていく役割 国際線・国内線が集中する国際拠点空港である中部国際空港に対して、県営名古屋空港は、都心に近いなどの特長を生かした身近で便利な空港という性格の異なる空港として位置づけており、コミューター航空、ビジネス機、常駐する公用機・事業機などの小型航空機の活動拠点となるものです。県営名古屋空港がこうした役割を果たすことにより、中部国際空港の運用の効率化が図られるとともに、空港を生かした特色のある産業の振興、グローバルなレベルでの地域間交流などが促進され、この地域の一層の発展につながると考えています。 |
(1)施設整備 当面は、(旧)名古屋空港の施設をそのまま使用し、その後5年間程度で段階的に整備を進めていきます。 基本施設である滑走路(2,740m)や誘導路はそのまま活用する一方、エプロン、駐車場、ターミナルビルなどは需要に対応したものに縮小していき、整備完了後の空港敷地は約165haとなります。エプロンは、コミューター航空機用7バース、ビジネス機用6バース、小型航空機用73バース(固定翼機用43・回転翼機用30)の設置を予定しています。航空保安無線施設は、引き続き国土交通省が管理するNDB、VORTACのほか、平成17年度内にILSを整備する予定であり、航空灯火については、悪天候時や、夜間の着陸に必要なものを維持します。 また、航空機使用事業者などが事業展開できるよう、約5haの格納庫用地、約400台分の一般旅客用駐車場や空港内に事務所を構える事業者のための定期駐車場も整備する予定です。 <小型機の拠点空港としての整備の特長> [1]我が国初のコミューター航空機用 フィンガーコンコース (旧)名古屋空港ではターミナルビルから離れた場所にしか駐機できなかったコミューター航空機がターミナルビルのすぐ近くに駐機できるようになりました。また、17年度内には、ターミナルビルから航空機までの専用コンコース(フィンガーコンコース、図1−1、2)を建設し、旅客の安全性を向上させるとともに、ターミナル機能を1階に集約することで、上下移動もなくわずかな移動(最長でも150m程度)で航空機に搭乗できるようになります。
[2]我が国初のビジネス機専用ターミナル 国際ビジネス機の利用者の機動性やプライバシー、セキュリティーを確保するため、ターミナルビル内に、我が国で初めて、CIQ審査手続きを1カ所で行える審査室を設置した専用ターミナル(図2)を17年度前半に整備します。
(2)管理運営 運用時間は、大型の機材が中部国際空港に移転し騒音影響が軽減されることから、コミューター航空の拠点化を図るため1時間延長し、午前7時から午後10時までとしました。 管理運営の体制については、民間ノウハウを活用して利用者サービスの向上や管理運営の効率化を図るため、県営空港で初めて指定管理者制度※を採用し、利用の受付、場面管理、施設の維持管理などの業務を名古屋空港ビルディング株式会社に行わせています。また、隣接する航空自衛隊小牧基地から、消火救難業務や気象観測等の業務について協力を得ています。 航空交通管制は、飛行場管制業務、着陸誘導管制業務が国土交通省から防衛庁に引き継がれ、これまでどおりの管制機能が確保されています。
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(1)6都市に1日14往復 県営名古屋空港の大きな柱の一つであるコミューター航空については、日本航空グループのジェイ・エア(本社:県営名古屋空港内)が50人乗りのジェット機・CRJ−200(図3)により、とかち帯広(1往復/日)、秋田(3往復/日)、山形(1往復/日)、新潟(3往復/日)、松山(3往復/日)、高知(3往復/日)の6空港との間で1日14往復運航しています。ジェイ・エアとも協調して利用促進を図っていきます。
(2)着陸料等の軽減、駐車場の無料化 開港から約3年の間、県営名古屋空港に事業の本拠地を置くコミューター航空の運送事業者に対して、コミューター航空機の着陸料・停留料、従業員の定期駐車場使用料を通常料金の3分の1に軽減するほか、コミューター航空機の旅客の駐車場使用を7日間無料とするなどの利用促進策を実施しています。 (3)都心からのアクセスの確保 アクセス(図4)については、名古屋駅と空港との間を直行バス路線が高速道路を使って約28分で結び、コミューター路線の発着時間に合わせて運行しているほか、近隣の鉄道駅からの路線バスも運行されています。また、名古屋都心や名神高速道路を結ぶ名古屋都市高速道路などの道路網が整備されており、名古屋都心はもとより周辺主要都市へもスムーズに移動することができます。
(4)国内外での積極的なPR 利用促進を図るため、本年1月末に地元経済団体を中心に自治体や企業などにより県営名古屋空港協議会が設立されました。本協議会の活動を始め、様々な利用促進活動を積極的に展開していきます。また、ビジネス機については、世界の約7割のビジネス機を保有する米国を始めとする関係者にPRを行い、国際的知名度の向上を図っていきます。 |
空港の運営は、愛知県として初めての取組みですが、本格的な小型航空機の拠点として、利用者にとって使い勝手のよい空港を目指しています。「愛知万博(愛・地球博)」(3月25日〜9月25日)も開催されていますので、県営名古屋空港を利用していただいて、ぜひこの地域にお越し下さい。 |
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