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我が国の沿岸域には陸上部から急峻な地形で海底に至る箇所が多く存在します。このような急勾配海底のある沿岸域、特に他の陸域とは遠く隔たった外海にある離島では波浪条件の厳しさもあいまって、岸壁等の港湾施設に対する整備計画、工事施工は、物理的にも経済的にも困難な状況におかれています。 本研究では、このような外海・急勾配地形のある沿岸域での施工事例を収集・整理して施工技術の課題を抽出し、これらの課題を抱えた条件下にある港湾施設整備をモデルケースとして、構造形式、工程計画、コストも含めた施工に関する技術提案をまとめました。 |
外海・急勾配地形での港湾施設の施工事例を収集し、施工技術に関する課題を整理しました。施工事例としては、海底が急峻な地形で海象条件が厳しい離島での施工事例が多い結果となりました。
また、このような課題に対し、現在の対応技術及び今後の技術開発が望まれる技術について、関連する技術資料を調査しました。
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○ モデルケース 整理した技術課題に対し、具体的に施工技術を検討するため、モデルケースとして伊豆七島の御蔵島港の岸壁を延伸することを想定し、代表的な構造形式としてケーソン式及びジャケット式構造の施工技術について、両構造の特徴を再整理すると同時に要求(防波・係留)機能別の構造案等を検討しました。
○ 検討結果
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本研究では、過去の施工事例から外海に面し海底が急傾斜地である地域での施工技術に関する課題を整理するとともに、モデルケースとして、御蔵島港岸壁をさらに延伸することを想定し、ケーソン式構造、ジャケット式構造を検討しました。 モデルケースのうち、ケーソン式構造においては、基礎工断面を小さくし、工費の増大をある程度抑える構造として提案をまとめましたが、大水深下での作業等が課題となりました。 また、ジャケット式構造については、係留機能のみを要求される場合、工費、工期の面で有利となるものの、施工途中の安定性確保などの課題が残りました。 |
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