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性能等に関する必須評価項目のみを評価する場合の落札者選定に際しての「得点」と「コスト」の考え方は図−2のとおりです。「得点」とは、技術提案として入札者から提示された「性能等」の「価格以外の要素」を点数化したものです。 I)コストの考え方 「予定価格」は「目標状態」を達成するコストとして、「基礎点コスト」と「総合評価管理費」を加算した額となります。
II)得点の考え方 評価項目について基礎点が与えられる状態を上回る技術提案が行われた場合は、評価に応じて、+αの得点、すなわち「加算点」が与えられます。技術提案の評価として与えられる得点は次式で表されます。
III)落札者の選定方法 落札者は、以下の3つの要件を満足する提案を行ったものの中から選ばれます。
3つの要件を満足する提案を行った中で次式の評価値が最も高いものを落札者に選定します。
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発注者として積極的に評価したい事項の全てについて性能等の向上に必要なコストを算出する方法が、予定価格の一部として考慮するために十分な信頼性が確立されていない場合や、必要なコストは考慮しないものの性能等の向上について技術提案の内容を得点(加算点)として評価する場合には、全ての評価項目を総合評価管理費を計上しない必須以外評価項目とすることも可能です。 I)コストの考え方 必須以外評価項目は、性能等の向上に必要なコスト(=総合評価管理費)を計上しないことから、必須以外評価項目のみ評価する場合は、発注者が示す標準案の状態を満足する場合には100点が与えられ、この状態のコストが予定価格となります。
II)得点の考え方 必須以外評価項目のみ評価する場合は、発注者が示す標準案の状態を満足しているかを判断し、満足している場合には「標準点」(=100点)を与えられます。そして、必須以外評価項目の性能等について標準案の状態を上回る提案に対しては、標準案を基準として必須以外評価項目の評価に応じた「加算点」*)が与えられます。
III)落札者の選定方法 落札者は、以下の3つの要件を満足する提案を行ったものの中から選ばれます。 基準評価値は「基準評価値=100点(=標準点)/予定価格」で示され、標準点(=100点)に必須以外評価項目の加算点を加えた点数を得点として、次式の評価値が最も高いものを落札者に選定します。
*)必須以外評価項目のみを評価する場合の「加算点」の設定方法については、当面の運用として、標準的には標準点を100点、加算点を10点とし(これは当面、提案技術の評価割合を標準的には1割と設定することを意味)工事の内容等に応じて加減することとし、加算点の評価方式は、表ー4のいずれかとすることとしています。
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