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九州の空の拠点、新北九州空港

平成16年度早々に基本施設整備に着工
“豊の海”に響く海上空港建設の槌音

 新北九州空港は苅田沖土砂処分場の一部と新門司沖土砂処分場「は〜とぽ〜と21」を活用した滑走路2,500mを有する海上空港として平成6年10月に現地着工し、平成17年の開港を目指して現在急ピッチで整備が進んでいます。
 苅田工区は平成12年度までに地盤改良工・覆土工が完了、現在は圧密・沈下期間となっています。
 第1工区は平成11年に埋立が完了し、同年から地盤改良工・覆土工に着手、今年7月完了予定であり、完了後は苅田工区と同様に圧密・沈下のための期間に入ります。
第2工区は平成14年に埋立が完了し、平成15年度には地盤改良工を7月に完了し、その後の覆土工も今年度中に完了予定で、平成16年の前半は1工区同様、圧密期間に入ります。第2工区の覆土工が完了すると、空港用地としての造成工事が完成します。
 平成16年度早々には、苅田工区、第1工区とも用地が安定することから空港基本施設である滑走路・誘導路、旅客ターミナルビルや管理庁舎・管制塔などの施設整備も相次いで現地着工となる予定です。
 また、福岡県が整備をしている空港アクセスのための新北九州空港連絡道路についても順調に整備が進められており、百万都市“北九州市”を中心に現在福岡空港を利用している背後圏を含め200〜300百万人の活用が見込まれており、航空交通の利便性のみならず、九州東軸の経済発展に大きな効果をもたらすものとして、新空港に期待が寄せられています。

新北九州空港計画概要
設置管理者
種   別
所 在 地
用   地
滑 走 路
国土交通大臣
第二種空港
福岡県北九州市地先
約160ha
2,500m×60m
大型ジェット機用 2バース
中型ジェット機用 2バース
小型ジェット機用 4バース



新北九州空港の特徴

★建設費が安価
 新北九州空港の建設は、関門航路等の港湾整備により発生する浚渫土砂の処分場を活用する港湾整備事業と空港整備事業の連携事業として、効率的に進められているプロジェクトであるため、海上空港としては建設費が非常に安価にできます。

★航空機騒音が少ない
 新北九州空港は、周防灘沖合3kmに建設される海上空港であるため、陸側の住宅地における航空機騒音の影響は少なく、将来的には24時間供用も可能です。



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