RANDOM FOCUS
木と人間をつなぐエクステリアウッドの可能性
 木材は、住宅やビルの外周に設置される施設等に使用される材料としてだけではなく、近年、産業資材・材料、あるいは環境と調和したアメニティー向上をめざす製品・構築物としての利用――『エクステリアウッド』としての利用が増えている。

 公園、道路、橋梁、ウォーターフロントなど様々な場面での利用は、人々にコンクリートや鋼にはない木材ならではの情緒的な安堵感をもたらしているのではないだろうか。

 今回は、生物材料としての木材とともに、それを使う人々の生理・心理までを含む研究を進めている東大大学院の信田助教授に建設材料としての木材についてお話を伺った。
信田 聡 氏
東京大学大学院 農学生命科学研究所 助教授 信田 聡 氏
昭和57年 東京大学大学院農学系研究科博士課程卒(農学博士)
昭和57年 北海道立林産試験場研究職員(木材乾燥)
昭和62年 東京大学農学部助手(木質材料学)
平成 9年 東京大学大学院農学生命科学研究科助教授(生物材料物理学)
平成14年 ブリティシュコロンビア大学客員助教授(木材科学科)


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