SCOPE COLUMN
酒のみのための 体内酵素を巡る話 健康談議
酒飲みの健康法

 前回は、健康を維持するために、血液中の白血球がいかに重要な役割を果たしているかをお話ししました。
 先日、出張先でSCOPE NETリニューアル第1号「酒飲みのための健康談義」読んだよ、なかなか面白かったよと、何人かの人に言われました。結構SCOPE NETは読まれてるんだなと、改めて認識しました。
 日本の中年おじさんたちは、昔は、教養も社会的地位もある程度高い位置にありながら、こと自分の健康に関しては、「医者任せ」・「薬任せ」の方が大半でしたが、最近では「自分の健康は自分で守る」とお考えの方が増えたように思われます。
 「お医者様」・「薬」の世話にならなくて済むような未病対策、お酒をおいしく飲める日常生活の過ごし方を、「体内の約5000種類の酵素」と「健康維持」をテーマにお話しします。


消化の仕組み

 人間は生命を維持するために1日に2〜3回の食事が欠かせませんが、ではこの食事がどのように血となり・肉となっているのでしょうか。皆さんもよくご存じでしょうが、簡単に表せば次の通りです。

1.食事を取る。→2.良く噛んで胃へ送る→3.胃で2〜4時間掛けて消化・分解して腸へ送る→4.腸でさらに消化・分解して栄養分のほとんどを吸収する→5.大腸へ送って残りを排出する。
 これらのいろいろな工程で体内約3000種類の酵素が働いて、肉や魚のタンパク質はアミノ酸レベルに、パンやお米のデンプンはブドウ糖・果糖レベルに、天ぷらやカツの脂身は脂肪酸・グリセリンレベルに分解され、約10ミクロン(10/1000ミリメートル)前後まで細かくして、腸の繊毛から吸収され毛細血管へと送られます。
 上表に示した酵素はほんの一部にすぎず、体内酵素は「消化酵素」、「代謝酵素」を含めて5000種類以上と言われています。また、小腸だけで3000種類と、言われてますので、人間にとって小腸は木の根っこと同じで、とても大事です。


体内酵素を効率よく

 体内酵素には、
 A.消化酵素とB.代謝酵素の2通りがあります。

 A、Bの生産量は個人差はありますが、総量は一定と言われており、

となり、良い食事の人はB.代謝酵素を多く使うことができ、健康な体作りができます。また、新鮮な食材にはC.食物酵素がたくさん含まれていますので、これらを心がけることにより、一層の温存ができます。
 適度な運動・好きな趣味・良い食事をして健康でいられるのは、職場・家庭の皆さんのおかげだと心の中で感謝してれぱ、おいしくお酒が飲めて、100歳までは間違いなく健康に暮らせると思います。
 以上、理想的なことばかり話しましたが、私も、仕事ではやきもきし、週末は暴飲暴食を繰り返し、消化酵素を浪費している一人です。
 明日から、これを機に生活習慣を変えてみようと思います。


富安 良一
元SCOPE主任研究員、技術士(港湾及び空港)、
CALS/ECエキスパート、ビワ温圧療法師
昭和54年武蔵工業大学土木工学科卒業(51歳)。港湾、漁港分野の建設コンサルタントに従事するかたわら、実家のお灸の治療院(福岡市)の影響で30歳半ばから自然療法に興味を抱き、療法師資格を取得。現在は、某コンサルタント会社で、港湾・空港の設計で全国を飛び回っておられます。



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