SCOPE COLUMN
今さら聞けない IT講座 「Web2.0って?」
もそもWebって何?

 Webはインターネットと同じと思われがちですが、異なります。インターネットは、接続された世界中のコンピューターのネットワークを指しています。
 それに対しWeb(World Wide Webの略)は、インターネット上で情報(テキスト、画像、音声など)をやり取りするプログラム(ドキュメントシステム)のことを指しており、現在、世界規模で巨大なWeb網が築かれています。


ゃあWeb2.0って何?

 「次世代のWeb」ともいわれる概念の総称です。一般的には利用者側に主導権を持たせた新しいWeb構築の概念とされています。特定の技術やサービスではなく、04年頃から登場し始めた新しい技術やサイト・サービスなど、急速に進化しているWebの現象を指しているといえます。
従来(Web1.0)は情報の送り手が発信したものを利用者は単に利用(情報の受信・検索)するもので、送り手が作った状態で情報が完結していました。
 一方Web2.0は「受信」「検索」に加え「発信」「共有」が重要な機能としてあげられます。利用者自身が情報を発信・共有することが容易にできます。他の利用者が発信した情報などが加工され、さらに発信、共有されるという構図です。
 これは、従来、情報が送り手から利用者の一方通行型であったのに対し、Web2.0では送り手と利用者の双方向型が可能になり、情報発信が作り手の企業や事業所主体から、利用者主体にシフトされることになります。
 このようにWeb2.0では、利用者が主体となった新しい情報が日々発信され、個人のライフスタイルや社会現象の変化にまで及んでいます。


Web2.0で何ができるの?

 代表的な例では、日記形式の簡易型ホームページと呼ばれる「ブログ」やコミュニティ型サービス「SNS(Social Networking Service)」などがあげられます。閲覧した人が容易に書き込みができ、双方向型のサービスとしてWeb2.0の代名詞とされています。
 また「地図検索」サービスなどがこの概念に当たるサービスです。
「ブログ」は、定型のフォーマットに即し文書を書き込むだけで簡単にできるため急激に普及し、日記形式(時系列)が大半です。
 また読者がコメントを投稿、掲載できる掲示板的な機能があります。ブログから出版・映画化されるなど社会的ブームになりました。
「SNS」は人と人との交流の場を提供する会員制のサービスです。自分のプロフィールなどの掲載の他、友人に別の友人を紹介する機能や公開範囲を制限できる日記帳、趣味などテーマを決めて掲示板などで交流できるコミュニティ機能などがあります。国内最大級のサイトに「mixi」があります。両者は新たな交友関係を広げたり、同じ趣味を持つもの同士の交流など、ネット上でコミュニティが形成されています。
 またグーグル社が提供する「地図検索」は、場所とサービス内容などのキーワードから地図と店舗情報やその店舗のリンク情報などが掲載されるサービスです。グーグル社は利用者重視の戦略でWeb2.0の代表企業ともいわれています。


れからどうなるの?

 Web2.0はまだまだ過渡期にあるといわれています。技術やサービスの質的な変化や進化と共に、利用者の積極的な参加によって量的な変化や進化を遂げ、その技術やサービスは、らせん状に進化し続けています。
 そして、人々がインターネットに常時接続された状態が可能になった時、Web3.0にシフトされると予測されています。



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