ワイワイネットワーク ワイワイネットワーク

揺れ到達前に防災無線 高知で実用化実験

 04年11月24日、大地震発生の際、大きな揺れが到達する前に予測される地震の規模や時間を防災無線で住民に知らせるシステムの実験が、高知県芸西村で行われました。
 大地震では、大きな揺れ(S波)の前に伝達速度が速い初期微動(P波)が到達します。同システムは、消防庁がこの時間差を防災に利用するために実用化を検討しているもので、気象庁が04年2月に試験運用を始めた「緊急地震速報」を、通信衛星を経由して各自治体へ送信、各地の防災無線を放送。
 高知県芸西村は土佐湾に面し、南海、東南海地震が発生すると数メートルの津波が早ければ十数分で押し寄せる恐れがあります。
 実験では、訓練用の地震速報を受信した芸西村が、震度別に用意した3種類のアナウンスを村内17カ所の無線機で放送しました。受信から放送までは約7秒でした。消防庁では、実用化されれば地震の検知から十数秒以内で地震速報を住民に伝えられるとのことです。
(朝日新聞、共同通信2004.11.24より)
IT化「世界最高水準」

 04年11月4日、内閣府は同日の経済財政諮問会議に、構造改革の効果を評価・検証した「構造改革評価報告書」を提出しました。
 同報告書では、政府と民間による情報技術(IT)化推進により「世界最高水準のIT基盤が整った」とし、関連消費の増加や生産性向上につながっていると評価。ただ医療や教育などの分野でのIT活用の遅れが今後の課題と指摘しています。
 日本のIT化は98年ごろまでは国際的に立ち遅れていましたが、03年には日本のブロードバンド料金がドイツの約50分の1、アメリカの約40分の1と低料金になり、携帯電話からのインターネット利用も広がりました。経済効果も大きく、IT関連の消費は03年までの3年間で56.2%増え、これにより個人消費全体も0.8%増加。労働生産性もIT化の進展で00〜03年に年平均0.9%程度上昇し、労働生産性上昇の約8割を担ったとしています。
(朝日新聞2004.11.5、内閣府HPより)
どこから見ても立体映像

 東京大学の研究チームが、周囲360度、どの方向からでも立体映像が見える新型のディスプレーを開発しました。従来、立体映像を見るには立体視用の特殊な眼鏡をかけていましたが、このディスプレーは眼鏡の必要がなく、多人数で同時に見ることができます。また、回り込んで側面や背面が見られます。
 新型ディスプレーは円筒形の二重構造。内側は発光ダイオード(LED)を縦方向1列に並べたLEDアレイで、1分間に100回転する。その外側はスリット(すき間)が付いた円筒遮光板で、1分間に1800回転する。これらが互いに逆方向に回転。被写体の周囲を回って撮影した映像を内側に表示すると、すき間から左右の目に入り、立体的に飛び出して見えます。
 立体テレビ電話や展示、広告などへの応用が期待されます。
(朝日新聞2004.11.19、東京大学HPより)
鏡に映るPC画面

 日立製作所は、鏡に映像を重ね合わせて表示できる「鏡型ディスプレー」を開発しました。操作しなければ普通の鏡だが、本体背後に内蔵されたプロジェクターとパソコンで鏡面の一部にテレビ映像やインターネットの画面を映し出します。05年にも製品化を予定しています。
 化粧をしながらメールをチェック、ネクタイをつけながらニュース番組を見たりといった個人向けのセールスポイントとともに、店舗での需要も見込んでおり、衣料品店では商品に付けられた無線ICタグを鏡に内臓した読み取り機にかざすことで素材の情報や値段が鏡に表示される仕組みもできます。
(朝日新聞2004.11.24より)


  Contents